【紅茶ヒストリー】リプトン、ティーバッグ、アイスティー

紅茶ヒストリー リプトン、ティーバッグ、アイスティー tea

紅茶と言えばイギリスというのと、最も有名なメーカーとしてリプトンがあると思います。

紅茶と言えばリプトンで黄色いパッケージが目印ですが、リプトンは人の名前であり、紅茶王と呼ばれています。

紅茶王「トーマス・リプトン」

紅茶ヒストリー リプトン、ティーバッグ、アイスティー

セイロン紅茶の神様はジェームス・テーラーですが、紅茶王と称されるのがトーマス・リプトンSir Thomas LIPTON)、紅茶メーカーであるリプトンの創設者です。

19世紀半ばあたり、紅茶の需要はかなりのものがあり、イギリス人にとってはもはや欠かせない飲料であり、イギリス商人にとって紅茶売りは魅力的な商売で、1880年当時、30歳のトーマス・リプトンも当然そう思っていました。

元々雑貨店を営んでいて、当時20軒以上持つまでに成長していたようです。

雑貨店と言っても食品も扱っており、紅茶の販売にも手を伸ばしたのは最早当然で、仕入れた紅茶はリプトンの名前を入れた個包装にして店に並べて、すぐに客が買えるようにしていました。

人件費を抑えたことはもちろん、品質を一定にするようブレンドされた紅茶の評判も良かったのだそうです。

茶園から直接ティーポットへ

1890年、リプトンはセイロンへ行き、ウバ地区の茶園を買い取ってリプトン茶園を作り、 1891年にロンドンの競売で、リプトン・ウバの紅茶は史上最高の高値を付けました。

リプトンは13歳で単身渡米して、百貨店で食品を扱う商売を学んだり、19歳でアメリカで蓄えた資金をもって帰り、21歳で自分の店を持ち、繁盛しています。

その際のモットーが、生産物は生産者から直接仕入れること、商売の資本は体・広告といったことを、彼の母親から教わったのだそうです。

そういったことから、商売が繁盛したのはもちろん、紅茶の高値も付けた要因の一つではないでしょうか。

価格はもちろん、品質が最高となった紅茶を、

茶園から直接ティーポットへ

というキャッチコピーで世界へ発信しました。

JIKUTA
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商売人としての手腕もあったとみていいでしょう。生産者からの直接の仕入れ、広告の重要さは、現代でも大切なビジネス面の一つです。

ティーバッグの誕生

紅茶検定対策 ティーバッグ

リプトンの紅茶はもはや有名であり定番ですが、そのリプトンはもちろん、多くのメーカーの紅茶はティーバッグにして紅茶を売っています。

もちろん、新鮮で抽出しやすい茶葉で売ったり、ティーバッグ以外の販売方法もありますが、そもそもティーバッグはどういった経緯で開発されたのでしょうか。

発端は、ニューヨークの茶商人であるトーマス・サリバンという人物が、茶を小分けにして絹の袋に入れて、見本品の茶として茶商に送っていたそうですが、茶をわざわざ袋から取り出すことが面倒なので、そのまま湯に浸して茶の味を確認したことから、利便性に長けていることに気づいたのです。

そこから本格的に商品化されていきます。

材質は紙から合繊維の不織布になっていき、茶葉も大きめのリーフタイプから、細かい形状になっていきました。

ティーポットに比べ、茶殻を捨てる手間が大幅に短縮され、手軽に紅茶を楽しめる画期的な発明と言えるでしょう。

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この便利なティーバッグが誕生して1世紀以上経ちますが、変わらずあり続けていますね。

日本でも1960年代に製造機を導入しています。なお、三角のテトラ型のティーバッグ製造は、日本が世界に先駆けて行いました。

アイスティーの誕生

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この記事を書いているのは5月中旬ですが、次第に気温が高くなっていくのを肌で感じていますが、来る夏に紅茶となると、やっぱりアイスティーですよね。

そのアイスティーが生まれた経緯は、1904年に米国で開催された万博博覧会でのことでした。

イギリスの茶商人であるリチャード・プレチンデンは、万博会場で紅茶の宣伝をしていました。

しかし、7月という時期は既に暑く、熱い紅茶はなかなか試飲してもらえませんでした。

そこでリチャードは、淹れたての紅茶に氷を入れて冷まし、冷たい茶はいかがですか?と呼びかけたところ、喉の渇いた人たちが集まり、冷たい紅茶が飲まれました。

イギリスでは、東洋の歴史や文化が重んじられ、こと紅茶においては、冷ますなど邪道とされていたようです。

ただ、米国という場所が幸いしたのか、米国の大衆が支持した結果、今日に至っていると言えるでしょう。

アイスティーを考えたのはイギリス人ですが、米国はレモンティー、ティーバッグを考えそれが流通されています。

アメリカというとコーヒーのイメージが強いですが、紅茶の重要なポイントで関りもあることがわかります。

JIKUTA
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なんだかんだと爪痕を残すのがアメリカでしょうか(笑)

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