月イチ読書、7月に読んだのは『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』です。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0
著者はトム・ラスという優れたビジネス思想家、ベストセラー作家です。
本書のリーダーシップ編にあたる『ストレングス・リーダーシップ』、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで第1位を獲得した『心のなかの幸福のバケツ』(いずれも共著、日本経済新聞出版社)、『幸福の習慣』(共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがあります。
翻訳は、古屋博子(ふるや・ひろこ)さんという方で、ギャラップ認定ストレングスコーチです。ギャラップのストレングス・コーチング・コースやハイパフォーマンス・マネジメント・コースのリーダーおよび講師も務め、慶應義塾大学大学院で修士号(政治学)を、東京大学大学院で博士号(学術)を取得されています。
ウェブテストで自分の強みを「見える化」し、隠れた才能を開花させるための戦略やアイデア、ヒントが載っています。
“あなたは毎日、最も得意な仕事をする機会に恵まれているか?”
全世界で2,351万人が活用しているのだそうです。
感想
就職や転職など、自分の人生を生きる上での迷いや不安はどこからくるのか、いろいろと考えることはあります。
やりたいことをやればいい、ということはわかっていても踏み出したり、切り替えたりする決断や切り替えがどうもスムーズにいかないことはよくあるのではないかと思います。
その原因の一つに、”自分を知らない”ということがあるのではないでしょうか。
自分のことは自分が一番よく知っている、というのはある意味合っている反面、実は知らないという面があってこそなのかなと感じたりします。
そういった面を対処するにあたり、この本が役立つ部分もあると思います。
この本の使い方としては、まず書籍に付属しているシリアルコードを用いて、オンラインで設問に答え、その結果として提示される資質の上位5位をもとに、本書の中で解説されているその資質を読み、事例や行動のアイデアを確認する、といったものです。
オンラインでの設問は全部で180問、1問あたり20秒という直感での回答になり、30分程度かかります。
直感なのでスムーズな回答ができるかなと思ったんですが、元が英文であるためか、日本語として本当に正しいのか?と思ったり、ニュアンス的にどう捉えればいいのかわかりづらい部分もありました。
そういったものも含めての直感なのかどうかはわかりませんが、20秒経過して答えられずに次の設問になってしまったことも少しばかりありました。
そういった部分が改善されれば、より正確な資質を知ることができるかもしれません。
結果的に私の場合は、 共感性/最上志向/信念/着想/責任感といった資質が出ました。
どういった事例や行動アイデアがあるのか、本書でその資質に迫る面白さがありますね。

日本語の精度が上がれば結果が違っていたかもしれません。しかし、これが何かの手助けになる可能性もあるかもしれないので、今後の研究にも期待していきたいです。
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