ティータイム|月イチ読書『失敗の本質』

読書 書籍 失敗の本質 life and style

月イチ読書、4月に頑張って読んだのは『失敗の本質 -日本軍の組織論的研究-』です。

失敗の本質 -日本軍の組織論的研究-

1991年8月に 中央公論新社から出版された本書は、戸部良一(とべ りょういち)/寺本義也(てらもと よしや)/鎌田伸一(かまた しんいち)/杉之尾孝夫(すぎのお よしお)/村井友秀(むらい ともひで)/野中郁次郎(のなか いくじろう)という6名からなる著者の文庫本です。

大東亜戦争(太平洋戦争)での諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、現代の組織一般にとっての教訓とした戦史の初めての社会科学的分析です。

感想

本を普段読まない者にとって、かなりの労力を要した本でした(笑)

また、戦争における作戦や行動、組織など、近代史や軍事マニアでもイメージするのが難しいのでは?と思うほどの内用で、ほぼほぼ頭に残らないどころか、想像、理論的に組み立てるのがほとんど無理でした。

はっきり言って難しすぎました。

しかし、そうは言っても組織という面では、平時である場合、社会にいくつもある組織が、失敗という選択をしないために必要なことが全く無いわけでもないと思いました。

本書の中で書かれている失敗例から、何が不足していたのか、何を見誤っていたのか、何をすべきだったかなど、当時の研究的視点から分析しています。

米軍との比較は、ところどころなるほどなと思うこともあり、現代の日本においても、まだその失敗となる根っこを変えることができていないのかも、と思うところもありました。

様々な条件、環境によるところもあるかもしれませんが、当時の日本軍は米軍と比較すれば、短期決戦を軸にしていたにせよ、その目的は不明確で、組織として浸透しきっておらず、長期的な構想が描けていなかったり、徹底的な組織学習をしていながらも、その工程と結果のギャップが乖離していればしているほど機能不全に陥りやすいといったことなのかなと思います。

誰かを責める、何かを叩く、といったことではなく、失敗の本質がどういった部分から見えてくるのかを、先の大戦を例に書かれているので、すべての物事にこれが当てはまるとも思いませんが、とにかく難しい本だったというのが感想のウエイトを占めてしまっていますね(笑)

JIKUTA
JIKUTA

本当に難しく、戦況のイメージ、当時の軍事関係、近代史といったあらゆる視点を持つ力があればより理解できそうです。私には無理です(笑)

こんな紅茶を飲みながら

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コメント

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