メディカルハーブ検定では、ハーブの活用例についてもふれています。
ハーブといえば、やはりハーブティーでしょうか?
ハーブティー

ハーブに含まれる有効成分の中から、水溶性の成分を取り出す方法が、最も手軽で有名とされているハーブティーです。
熱いお湯を使うハーブティーと、水出しハーブティーがあります。
お湯を使うものを温浸剤、水での抽出を冷浸剤といい、両方とも飲用による利用がメインになり、機能成分が体内に吸収されやすいのが特徴で、ビタミン、ミネラルといった栄養素が摂りやすいです。
また、口内炎、咽頭炎、胃炎など、消化器に炎症があるような場合、炎症部位に直接作用させられる利点もあります。
ハーブティーの香りも、アロマセラピーと同じような働きがあります。
お湯で抽出するハーブティー
ティーポット、または鍋を使用します。
ティーポットを使用する場合、500ml以上が入る目盛りのあるものを使います。
細かくしたハーブを規定量入れて、規定量の熱湯を注いで蓋をし、花や葉は3分間、種子や根は5分間で抽出し、茶こしを使い、カップに注ぎます。
鍋の場合は、規定量の水を入れて沸騰させます。
沸騰したら火を止めて、細かくしたハーブを規定量入れて蓋をし(花や葉は3分間、種子や根は5分間)、茶こしを使い、カップに注ぎます。

基本的な入れ方は紅茶と同じような感じをイメージしていいと思います。
水で抽出する水出しハーブティー
常温の水で、長時間かけて抽出します。
お湯ではないので、高温で抽出される成分(カフェインやタンニンなど)の溶け出しが抑えられます。
ガラスの容器に、細かくした規定量のハーブと水を入れ、容器に蓋をし、6時間抽出したあと、茶こしを使い、カップに注ぎます。
注意すること

ハーブを細かくする際は、細かくするハーブは使う分だけにします。
細かくして多く保管してしまうと、品質の劣化が早まることもあります。
目安は1日3~4回に分けて飲むようにします。
ハーブティーに抽出された植物化学成分は水溶性になるので、体内で吸収されたあとおよそ6時間後に排出されます。故に1度に1杯飲むことにし、時間をあけて1日に3~4回飲むのが有効になります。
また、水出しで注意したいのが雑菌です。
常温で長時間の抽出が必要となるので、雑菌が入らないように注意が必要です。
容器は使う前に熱湯消毒(煮沸)しておくと有効です。
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