日本メディカルハーブ協会の会員になると、定期的にハーブに関する情報が掲載された冊子が届きます。

上記写真は現時点で(2020年6月)最新号で、夏バテ対策の特集になっています。
過去の特集では、女性にとっておきのセルフケアだったり、目の健康についてなど、季節によっても特集されている内容は様々なので役立つ情報は何かしらあるでしょう。
そして今回届いたvol.52の中で、少し気になる情報がありました。
ルイボス危険情報?
今号の中で、日本メディカルハーブ協会企画広報委員会 会報誌部会が注目したニュースについて、ルイボスによる被害事例が記載されていました。
ルイボスティーというと、私自身も良く飲んでいるノンカフェインの飲料です。
どのような被害事例か
日本において、29歳の妊婦さんが妊娠26週頃からルイボス茶を摂取し、妊娠34週に切迫早産および胎児の動脈管早期収縮、右心不全、胸水を指摘され、36週5日で胎盤機能不全のため緊急帝王切開となったというものです。
出生児は出生直後に動脈管閉鎖が確認されたようですが、加療により改善したということです。
国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部 健康食品情報研究室が運用している「健康食品」の安全性・有効性情報サイトの次のリンク先にも記述があります。
赤ちゃんは改善したということで良かったのですが、お母さんの方も大丈夫だったのかが気になります。記載がないのでおそらく大丈夫だったのだろうと思われますがどうなんでしょうか。
ルイボスの明確な危険情報はあるのか
リンク先を見てもらえばわかるんですが、今回の件以前にも被害事例はいくつかあるようですね。
ハーブそのものに歴史があるとはいえ、イコール安全というわけでもないことがわかります。
成分や性質がある程度わかっていても、どういった影響を及ぼし、どういった危険が考えられるのかがまだわかっていないということですね。
前述の例にしても、500ml/日を摂取ということで、そもそも量が多すぎたのか、摂取すること自体に問題があったのか、何か持病や他の影響があったのか、専門家や研究家に頼らざるをえませんが、どうにか少しでも何かがわかればいいかなぁといったところです。
正しく気を付けて飲む

ルイボスだけでなく、他の飲み物や食べ物など、使い方、用法容量はもちろん、そのものの情報について正しく理解すればリスクは大幅に避けられます。
スーパーやコンビニに並ぶ飲料、食料は一般的に安全とされているものですが、人によってはアレルギーであったり、体に合わないものもあります。
事前に情報がわかっていれば、そもそも摂取するまでに至ることはないと思います。
まだわかっていないこともあるのがハーブという分野には多い印象もありますが、だからといってルイボスティーをもう飲まないということはなく、これからも私は飲み続けるでしょう(笑)
もちろん、この先何か病気等で特別な薬を飲まざるをえない状況になったときは、ルイボスを控えることもあるかもしれません。
落ち着いて、しっかりと情報を確認すしながらこれからも楽しみます。

ゼロリスクを求めるのは危険ですね。何も飲めず、何も食べられなくなってしまいます。
食べ過ぎ、飲み過ぎにも注意ですが(笑)
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