しばらくテレワークを実施していましたが、適度な休憩や運動を入れて少しでもリフレッシュすることを心がけていましたが、パソコンやスマホの画面を見ることが多いので、目の疲れに対するケアはそれほど出来ていなかったのかなと思います。
やっぱりアントシアニン?
目の健康をサポートする、ケアする成分というと、まず思いつくのがアントシアニンでしょうか。
アントシアニンというとブルーベリーに含まれる青色(赤紫?)のもので、どうやら目にいいらしいという軽いイメージしかありません。
しかし、まず確認しておきたいのが、本当に目にいいのかどうかという点については、はっきりとしたメカニズムはわかっていません。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化力があります。
目だけに特別良いというものではなく、”目にも”良いという認識でいいのではないでしょうか。
ロドプシンという物質がアントシアニンにはあり、これはタンパク質の分解と再合成を助ける働きがあることがわかっていて、網膜に映った映像を脳に伝えるために欠かせない物質です。
メディカルハーブ検定に出題されるウスベニアオイ(Mallow)にもアントシアニンは主要成分の一つとして含まれていますが、他のハーブについても触れておこうと思います。
ビルベリー

ツツジ科のビルベリーは、北欧産のものはアントシアニンが多いことが知られています。
ブルーベリーの仲間ではありますが、栽培に向かない野生種だそうです。
使用部位は果実の果肉で酸味が強く、生食にはブルーベリーが向いています。
ブルーベリーは皮は黒紫色で果肉は白色ですが、ビルベリーは果実が赤色で、アントシアニンの含有量は栽培種の2~5倍といわれています。
摂り方
日本では基本的には輸入によるジャム、ジュース、ドライフルーツといったいくつかの限られた方法で摂取が可能でしょう。
産地であるフィンランドでは、夏に収穫されてヨーグルトと一緒に、スムージーにしたり、パイやケーキに使われるなどして食卓を彩っています。

一般のフィンランドの方々は、ブルーベリーもビルベリーも区別せずにムスティッカと呼んでいるそうですよ。
その他のハーブ
アイブライト

科 名:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)
仕様部位:地上部
主要成分:タンニン、イリドイド配糖体、リグナン、フェニルプロパノイド配糖体
作 用:収れん、抗炎症、抗アレルギー、殺菌
適 応:目のかすみ、消炎、鎮痛、眼精疲労
イチョウ

科 名:イチョウ科
仕様部位:葉部
主要成分:フラボノイド(クエルセチン、ケンフェロール)、フラボノイド配糖体、ギンコライド、ビロバリド、2重分子フラボン(アメントフラボン)、ギンコール酸
作 用:PAF(血小板活性化因子)阻害、血管拡張
適 応:認知症、耳鳴り、めまいなどの脳血管神経障害
カレンデュラ

科 名:キク科
仕様部位:花部
主要成分:カロテノイド(ルティン、リコペン)、タラキサステロール、フラボノイド(クエルセチン)、苦味質
作 用:皮膚や粘膜の修復、抗菌、消炎
適 応:創傷、皮膚炎
コーンフラワー

科 名:キク科
仕様部位:花、種子、葉
主要成分:アントシアニン、フラボノイド、マクリン
作 用:収れん、強壮、利尿、消化促進、抗菌
適 応:眼精疲労、消化不良、肌の炎症、口内炎、口臭
ハイビスカス

ラベンダー

科 名:シソ科
仕様部位:葉部、花部
主要成分:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール
作 用:鎮静、鎮痙、抗ウイルス、抗菌、抗真菌
適 応:興奮、不眠

メディカルハーブは病気を治すのではありません。
基本的には病院で診断してもらったり、ハーブの使用で異常があればきちんと診てもらいましょう。
個人的にベリー系は好きなので、何かしらの形で摂取していきたいと思います。
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