チャイについての記事でスパイスについても触れていますが、もう少しだけ概要を確認しておきます。
国や文化が関係するスパイス

チャイが定番のインド、そしてスリランカはスパイス大国で、紅茶の栽培も盛んであれば、その結びつきも当然起こり、美味しいく、そして健康的な飲料になったのでしょう。
スパイスではありませんが、ロシアならジャムやウォッカが使われるので、その土地、その文化、そして伝統も、紅茶だけではない飲料、食料に進化を遂げた姿があるのです。
定番かつおすすめのスパイス

よく使われるスパイスとして、シナモン、カルダモン、ショウガ(ジンジャー)、クローブ、ブラックペッパー、ナツメグ、ナッツ類があり、3、4種類をミックスして使われます。
シナモンは甘みを感じさせるもので、紅茶の渋みや苦味を取ります。
カルダモン、ナツメグは爽やかさやすっきり感を出し、クローブやナッツ類は香ばしく感じさせてくれます。

スパイスは香味だけでなく、身体に作用する効能・効用についても把握しておけば、より幅を利かせた応用が出来るでしょう。
基本的な使い方
基本的には茶葉と一緒にポットで蒸らします。
粉末のパウダー状のもの、粒や形状がそのままであるホール状がありますが、どちらにも良し悪しがあります。
パウダー状のスパイスは、香味が出やすくなる反面、細かいが故にざらつきを口の中で感じてしまうこともあります。
逆にホール状のスパイスは鮮度もあり、そもそも元から強い香味があるので、潰すだけで十分な効果を得られます。(殻などの処理が面倒)

カルダモンを用いたスパイス紅茶を例にすると、次のような作り方になります。
カルダモンを2~3粒潰しておきます。
ポットに茶葉をティースプーン2杯くらいと、潰したカルダモンを入れ、熱湯350~400mlくらいを淹れます。
3~4分蒸らして完成です。
簡単ではありますが、パウダー状のスパイスを使う場合は、多く入れ過ぎないよう注意しましょう。
スパイスはミックスするとより個性的な特徴が現れます。
その配合をオリジナルで行うと、美味しく飲むだけでなく、楽しく紅茶を作ることができますね。

スパイスは単純にクセがあるないのものではなく、紅茶にせよ何にせよ、小さくても、少しでも特性を表すエッセンスでもありますね。
紅茶の香味は、スパイスの香味でも左右されるでしょう。
コメント