9月に突入し初旬はまだまだ暑さがありましたが、中旬になれば命の危険に影響が出るほどの暑さは和らいできましたね。
とはいいつつも、日中は暑いしマスクはつけているしで、なんだかんだで体調管理に気を配らなければいけませんね。
さて、そんな気温の下がり具合が季節をより感じられると思いますが、そうなってくると紅茶が美味しくなってくる季節でもありますね。
どうせ飲むなら美味しい方がいい

好みは人それぞれですが、やはり紅茶はホットで味わうからこそ本領が発揮されるのではないかと思っています。
秋、そして冬という季節において、紅茶の温かさはなんだか特別な感じがすると思うのは私だけでしょうか。
もちろん、夏によく飲んだアイスティーのキリっとした冷たさは心地よく、暑くなりすぎた体にもってこいです。
しかしながら、紅茶が主役になる季節は秋や冬かなと思います。
今年は紅茶に関するイベントに行くことがなかったのですが、美味しい紅茶を飲むにあたり、改めて大切なことを確認しておきます。
美味しい紅茶を入れる5つのポイント
基本的なポイントは全部で5つに絞りました。
スタンダードなストレートティーのリーフでの入れ方です。
新鮮な茶葉

まず、新鮮な茶葉を使うようにします。
紅茶も食材です。賞味期限内のもので、口にするものだという普段の感覚です。
蓋付きの丸い陶磁器のポット

ポットはさまざまな材質や形がありますが、最適なのは陶磁器製の丸みのあるものです。
丸みを帯びたものにすると、熱対流が起こりやすく、茶葉から紅茶液がよく抽出されます。
要は、お湯をかき混ぜなければ全体が均一に温まらないお風呂が、熱対流が起こりにくい状態といった感じです。

ひとまずここでは、丸みのある形は熱対流が起こりやすいということだけをとりあえず覚えておくといいでしょう。
正確な茶葉の量
リーフタイプとなる大型の茶葉は7~12mmサイズで約3g、ブロークンタイプとなる小型の茶葉は1~3mmサイズで2.5~3gがそれぞれ適量とされています。
ティースプーンでいうと、リーフタイプは大山1杯、ブロークンタイプは中山1杯といったところですね。
新鮮な水の完全な沸騰

カップ1杯あたり150mlを目安とし、新鮮な水が2~3cmくらいのサイズの泡をボコボコと出すまで、完全に沸騰させます。
水は水道水で十分で、ミネラルウォーターを使う場合はよく振ってから使い(酸素を取り込むため)、 水質が気になる場合は浄水器を使うか、完全に沸騰してから2~3分長めに沸かしましょう。
沸かしたら、リーフを入れたポットに素早く注ぎます。
沸騰した熱を出来るだけ保つため、ポットをやかんに近づけて(近い場所で)注ぎましょう。
沸かしたお湯を、ポットやカップがあるところまで持って行く距離が少し遠いくらいでも、温度は結構下がってしまいます。

つまりは熱(保温)が重要です。
茶葉の十分な蒸らし
リーフタイプは3分程度、ブロークンタイプは2.5~3分程度をが蒸らし時間の目安です。
沸騰直後のお湯を注いだ際、熱対流により茶葉がポット内を循環しながら上下する運動が起こります。(茶葉や水質等により起こらないこともあります)

ジャンピングというポットの中で熱対流によって茶葉が上下する運動があり、よりおいしい紅茶が抽出されます。丸みのあるポットが一番ジャンピングしやすいようです。
十分に蒸らし終えたら、別のポットやカップに茶こしを使って注ぎます。
もちろん、カップ等もしっかりと湯通しして事前に温めておきましょう。
注ぐ際は、しっかりと最後の一滴(ゴールデンドロップ)まで注ぎます。
注ぎ切れなかったり、2杯目以降を楽しもうとしているなら、ティーコジーやマットを用いて保温しておきます。(ティーコジーは、ポットに被せる布製のカバーです)
温度が大事

というわけで、ポイントを5つに絞って確認しましたが、考え方や好みは様々であることも認識したうえで、基本的な方法とされるゴールデンルールさえ守られていれば、普通に美味しい紅茶は飲めるでしょう。
また、個人的に本当に重要なポイントは温度ではないかと思っています。
沸騰させたお湯の温度はなるべく冷まさないようにして紅茶を入れてみてください。
冷めるほどないがしろにしたお湯と比べてみると、風味の違いは明らかです。

紅茶が美味しくなる季節、楽しみですね!
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